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店蔵(みせぐら)
嘉永元年(1848年)に造られた齋理では最も古い蔵。当初から店蔵として使われ、長い間齋理が丸森一の大店として看板を掲げてきた蔵です。一階は呉服の販売、二階は呉服太物を中心とした品物の収納場所として使用されていました。使われている木材は頑丈で、特に屋根裏の梁は曲げものの特大の木材を使っています。現在は一階が丸森の地場産品やおみやげ品を揃えた売店、二階が大正ロマン風の喫茶店になっています。壁のあちこちに残る墨の落書きや天井の太い梁に、蔵の雰囲気を楽しみながら美味しいコーヒーをどうぞ。 |
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嫁の蔵(よめごのくら)
明治36年(1903年)建築。材料を吟味した齋理では最も立派な造りの蔵で、かつて「宝蔵」「刀蔵」と呼ばれ使用人は入ることを許されませんでした。入口の欅柾目の格子戸や、欄間の透かし彫など、細かい部分まで手の込んだ造りになっています。この蔵には齋理の女手に関わったものを展示しています。一階には陶磁器、漆器などの食器類。中でも色鮮やかな九谷焼のワイングラス、蒔絵の花見弁当箱、金の急須などが目をとらえます。二階は「娘さんの部屋」として、嫁入り支度をテーマに調度品などを展示しています。 |
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居宅(きょたく) 昭和63年に以前の建物のイメージを残して設計新築されました。以前の居宅は明治始め頃に建築され、その後占いを参考に改装を重ねたらしく、変則的な間取りになっていました。各蔵に比べると材料もあまり贅沢をしていなかったようで傷みがはげしかったため新築となったものです。一階は催しや季節展の会場になる大広間。二階では「商家の暮らし」と題して、様々なエピソードを小ジオラマで復元し、関連した収蔵品を展示しています。 |
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石風呂(いしぶろ)
丸森産の白みかげ石で造られたお風呂です。明治の終わり頃ダンポが親類の反対を押し切って建てたといいますが、入りごこちはあまり良くなかったとか。土台も壁も屋根も浴槽も石でできていて、お湯を沸かすことはできないので、別の場所で沸かしたお湯を運び入れて使いました。夕方使うためには朝から準備しなくてはならなかったそうです。 |
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業の蔵(なりわいのくら) 明治初期の建築と思われる蔵です。この蔵には事業家としての齋理に関するものを収蔵しています。齋理は家業の呉服・太物商のほかにも、養蚕、味噌醤油の醸造、質屋などの金融業、洋服の縫製、代用石鹸の「艶出粉」や翡翠の印材の生産など、様々な事業を手がけました。それらの事業を支える財政の基礎のひとつが年間二千俵を数えたという小作米の収入でした。積み上げられた米俵や、醤油の醸造に使われた大釜に往時の活気が偲ばれます。二階では商売の看板類のほか、阿武隈川の舟橋や発電所の建設など社会事業への取り組みを紹介しています。 |
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住の蔵(すまいのくら)
明治初期建築の蔵で、柱の間隔が狭く杉材と栗材を一本おきに使用した大変丈夫な構造になっています。主に質草の収納に使われましたが、二階に使用人が寝泊りしたこともあったようです。一階では齋理の住生活をテーマに、箪笥や長持ちなどの家具類や、何代目かのダンポが凝ったといわれる家相図などを展示しています。また照明によって蔵を最初に開けたときの雰囲気を表現しています。二階では齋理に住み込みで働いていた「小さな番頭さん」と呼ばれる少年店員たちの日々の暮らしを小ジオラマで紹介しながら、壁に残された落書きを解説しています。 |
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童の蔵(わらべのくら)
屋敷内で一番小さい蔵です。一階は男の子の遊びをテーマに、大正から昭和期の懐かしい遊びの数々を紹介しています。手作りの竹細工の玩具をどうぞ手にとって遊んでください。二階は女の子の部屋。齋理に伝わる江戸時代の雛人形などを展示しています。 |
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時の蔵(ときのくら)
明治半ばの建築。「質蔵」「宝蔵」と呼ばれ、骨董品が収められていました。大正15年からの一時期、銀行として使われたこともあります。嫁の蔵同様、材料などが吟味された蔵で、扉の錠前は家紋入りの高砂の彫刻がなされ、差し鍵が二つ必要な特殊な仕掛けになっています。七福神の杯や甲冑などが並ぶ一階では、1868年(明治元年)に作られた柱時計が今も時を刻んでいます。二階には写真パネルや肖像画を展示し齋理の人々の歴史を紹介しています。 |
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新館(しんかん)
蔵の郷土館齋理屋敷開館10周年にあたる平成10年7月に開館。齋理がもっとも栄えていた大正時代の洋風建築から意匠を取り入れた赤レンガ造りの建物です。一階は暖炉やオルガンのあるミュージアムサロンと名付けられたフロアで、蔵に残された膨大な収蔵品の中から一定のテーマにそった展示を行っています。二階では農村地域の中核都市「在町」をテーマに丸森の風土と暮しを紹介しています。昭和初期の町並みを50分の1の縮尺で再現したジオラマは季節にあわせて町の様子が変わります。 |
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習の蔵(ならいのくら)
伝統工芸体験の場として、新館とともに平成10年7月に開館した建物です。齋理幻夜に飾られる絵灯ろう作りや、陶芸教室などの会場になっています。 |
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